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December 28, 2004

愛だよ愛

レース明け、家族サービスで都内に出て来るというJAWSファミリーとMeSci(日本科学未来館)に行ってきたのでした。メガナントカというプラネタリウム映像がスゴかったです。宇宙食アイスクリームは不味かった。アメリカ人はやっぱ舌の皮が厚いと思う。毛利さんはNASAで、やたらと甘いパフェだのストロベリードリンクだのに慣れる訓練もしたのだろうか。いやはや。

ところで、いきなり結論。日本のモトクロスはもっと多くの人に愛されるスポーツにしていかないとダメだと思う。下でタイのスーパークロスについてあれこれ書いたけど、ヨーロッパでもアメリカでも、もちろんタイでもモトクロスはすでにスポーツとして多くの人を楽しませ、愛されてるんだよね。日本にはそれがない。

日本のトップライダーたちがプロとして食べていけるのは、彼らの活躍によってバイクが売れるからではないし、まして、広告効果によりスポンサーの商品が売れるからでもない(と思う)。極論をいうと、モトクロッサーというバイクはメーカーにとって非常に利益率の高い優秀な製品で、その開発に繫げることが、メーカーとライダーとの関係(契約)の前提になっている。

これまた極論をいうと、日本のモトクロスはメーカーの開発だけやってればいいことになってしまい、プロと呼ばれるライダーの中には、現実にそういう待遇というか、レース環境に身を置くライダーが少なからず存在している(んだと思う)。そういうシステムの中で行われるスポーツが文化になんてなるわけがないし、一般の人たちから愛されるはずもない。スポーツとしてもっとみんなから愛されるモトクロスにしないとダメだと思う。

ところが、実際のレースはと言えば、スケジュールにしてもコースの規模にしても観客へのサービスにしても、ファンを大事にする気持ちがまだまだ十分ではなくて、まして一般に受け入れられ、スポーツとして愛されるべき努力なんてないに等しいと思う。

「地球はたったひとつの星でしかない。」という毛利さんの言葉が、「唯一」のという意味ではなく、どこにでもある、ありふれた星という意味で発せられていたことが最初は意外だったけれど、地球を出て宇宙を見ると、世界がそんなふうに見えてしまうのかもと心に残った。内側だけ見てちゃダメなんだよね。外の世界にアクセスし、認め、認められる努力をしないと。

そのことをテーマに2005年は頑張ろうと思った○-○でした。

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December 27, 2004

OVER ALL 4

041226AAmasuda03bモタード行ってきました。桶スポで行われたOVER ALL 4。
レースレポートはトーチュウを見ていただくとして、相変わらず面白かったです。これでタカテルやM@Xタジマとか鈴木友也とか、あと中シャチさんとかいてくれたらもっと面白かったんだろうけど、JAWSと松本君がスゴイバトルを見せてくれて、レースはヤンヤ盛り上がったのでした。

ちなみにOVER ALLって、今年はなんかmoto1のオマケみたいな感じが否定できませんでしたが、実はこっちが元々のメインイベントなのでした。主催の吉澤さん曰く「誰が1番速いかがモタードの原点。いろんなジャンルの、いろんなライダーに集まってもらって最強のライダーを決める、そんなレースが見たくてこれを始めたんです。」とのこと。

その発想から育ったmoto1が一人立ちして、今やすっかり本格的に競技となり、ライダーもそっちに集中したもんだから、今回のOVER ALLはエントリーが去年の半分になっちゃったらしい。もちろん、会場が静岡から埼玉に移って、関西圏のライダーが遠征し難くなったってのもあるんでしょうけどね。寒空の下だったけど、それでも集まってきた好き者どもの情熱はやっぱり熱くて、見てて楽しかったです。

ちなみにSRMの北居良樹と小島庸平が今年も遠征して来たのでした。スズキのDRZ400SMのプロモーションも兼ねてたのかな。二人でデモランなんかも見せてくれたのだ。でもって、最後、またまた夕暮れの中の表彰式、優勝したJAWSはみんなにシャンパン浴びせられて、これまた寒そうで楽しそうだった。たぶん今シーズン最後のシャンパンファイトだよね。JAWS来年はゼッケン1を明け渡すので、そういう意味でもオメデトウさんでした。

お祝いに、ニコニコ顔のJAWSを貼っておくです。

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December 26, 2004

MFJランキング認定式

…に行ってきました。写真はMXing.comのTopicに小さく貼ってあります。コンパクトデジカメしか持っていかなかったんだけど、案の定ストロボの容量不足でモワワな写真しか撮れませんでした。っていうか、撮りませんでした。

Topicにも書いたけど、モトクロスは出席者が少なくてかなり寂しかったです。IAは中村友則(125チャンピオン)と大河原功次(250ランキング3位)の二人だけ。IBは内山、中村利雅、伊藤、鈴木恵一の4人だったかな。レディスは鈴木沙耶、益春菜、沖幸子、根本めぐみ、森居紗也実の5名が出席してて、欠席は奥野歩希ちゃんのみ。

トライアルは黒山健一選手が欠席だったけどあとはほぼ全員顔を揃えてたし、ロードの選手なんかは全員出席してたと思う。モトクロスだけちょっと顔ぶれ寂しくて、トーチュウの仕事してるエンドーさんに「どうしちゃったの?」と聞かれました。

成田はすでにアメリカでスタンバッてるから仕方ないわけです。田中教世は「オイ、今名前呼ばれてるぞ」って電話入れたら、「コースでキッズの指導してます。」って返事が返ってきました。福留と出原は不明です。チームの移籍とかあって居心地悪く感じたのかもしれない。あるいは、ランキング2位っていっても所詮負けは負け、そんなとこおめおめ顔を出していられるか…ってことなのかなとも思ったんだけど、実際はどうだったんでしょうね。

終わってから中村友則と沖幸っちゃん、あとRSTの内村さんと4人で軽く飲みに行きました。軽くのハズだったけど実はけっこう飲んでしまって、朝起きたらキモチワリー(笑)。そんなわけで、今日は今からモタードの取材に行く予定です。モトクロスライダー、こっちにはいっぱい来てそうな気がするのでした。

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December 25, 2004

カワサキの発表会

04TSXnakamura01ブログの更新ページに書いてアップロードしようとしたら見事にブッ飛んだ。ダァ~、もう。書き直しは辛いよね。そう思ってちょっとサボッたらクリスマスだ。サンタの仕事は終了したから、再度挑戦。

タイSXの発表記者会見のあと、バンコク市内の別のホテルで行われたカワサキの発表会に出席させてもらいました。ちゃんと受付したので、ある意味唯一の海外メディアだったかもしれない。それはどうでもいいけど。

タイSXの発表会も盛大だったが、カワサキの発表会はさらに輪をかけて大がかりなイベントだった。ちょうど幕張でやるモーターショーの基調講演とメディア向けのアピールタイムを切り取ってきた感じ。ちなみに発表になった機種はKLX110とKLX300で、別にニューモデルってわけじゃない。じゃぁ、何なのよと言えば、今までどっかの工場(たぶん日本国内)で造ってたこの2機種をタイカワサキが製造をすることになって、じゃぁタイ国内でも販売しよう…と書くとすごく短絡的だけれど、つまりはそういことになったんだと思う。

ただし、これまでタイ国内ではいわゆるタイバイクと呼ばれる150cc以下の実用バイクしか販売が許可されてなくて、ナンバーの付かないスポーツモデルの販売は初めてのことなのだ。それだけでも大事件。ちなみにタイは国内産業の保護政策を取ってて、輸入品にはいきなりべらぼうな税金を課してきたらしい。だから国内で流通するのはタイ国内で生産されたバイクだけで、しかも実用車しか販売が認められなかったから、タイで見かけるバイクは、自ずとタイカワ、タイスズ、タイヤマハ、タイホンダが生産したいわゆるタイバイクだけというのが実情だったのだ。そこにナンバーの付かないスポーツバイクが初めて市場参入できることになったわけ。ある意味緑の黒船状態。当然カワサキも気合を入れて乗り込むことになった…んだと思う。

ここまで書くと、じゃぁタイのモトクロスはどうしたてたんだ? という疑問が湧いて来ますよね? そうなんです。タイでモトクロスするのは大変なのです。例えば125ccクラスのマシンの新車価格が60万円だとします。モトクロッサーはタイ国内では生産してないので、購入しようと思ったら、輸入以外に手はありません。そう思って海外のディーラーに注文してタイ国内に輸入しようとすると、いきなり80%だかの税金が課せられて、手数料その他を含めた車両価格は、一気に2倍以上に跳ね上がってしまいます。この金額は、タイ人の平均年収の数年分に相当するそうです。日本人が超高級外車買うくらいの出費だそうです。

もちろん、それは正規に輸入手続きを取った場合で、国境の税関に賄賂渡してマレーシアから持ち込むとか、車体をバラしてパーツで持ち込んで組み上げるとか、いろいろ手はあるらしいです。当然のことながら、それでも決して安くはないです。もちろん正規ルートで購入している人も少なくないです。つまりいろいろです。今年、沖幸っちゃんがKTM85をバラしてタイに持ち込んで、KTMタイに初上陸…なんて言ってたら、選手が宿泊したホテルの駐車場に05KTM125SXを2台積んだピックアップが停まってて、みんな唖然となったのでした。オーナーに聞いたら(聞いてもらったら)「正規の代理店で買って来た」そうです。「このオッサンどんくらい金持ちやねん」と目が点になりました。

たぶんこれは推測だけれど、タイ人の平均年収云々というのは日本の感覚とは大分違って、相当大きな振幅の平均なんじゃないかと。つまり、たいそうなお金持ちがタイには大勢いて、そういう人たちがモトクロスをやったりやらせたりしているわけです。日本のモトクロスは、「もっとも親しみやすい(リーズナブルな)モータースポーツ」という位置づけだけど、タイのモトクロスはとんでもないお金持ちがチームオーナーだっりスポンサーに付いていたりして、モータースポーツの最高峰に近い扱いを受けているわけです。そういうバックボーンの下でレースが行われるから、タイのスーパークロスは認知度もステータスも高いわけ。日本のF3000にちょっと似てるかも。F3000よりも、ル・マンなんかに出てるチームのほうがそれっぽいかな。どうかな、まぁ、わからないことは言わないでおいた方がいいですね。


で、話が逸れましたがカワサキの発表会です。当日専門誌、一般誌、新聞、テレビ、ラジオなど計100社近いメディアが取材に来たそうです。ナンバー付き実用車のニューモデル発表でも、必ず翌日の新聞、テレビがニュースとして取り上げるお国柄らしいので、初のモータースポーツ専用車発売ともなれば、そりゃ一大事件だったわけです。あとで聞いたら、案の定翌日の新聞には大きく取り上げられていたそうです。中には「リゾートホテルがまとめて購入して、レジャーの目玉に」みたいな記事も出ていたそうです。ナルホドナルホド。

でね、これはボク自身がここ数年タイに取材に行って気付いたことなんですが、4輪も新車が増えてるんです。それも半端じゃない勢いで。KTMのオッサンの話や新聞の記事のことを教えてくれたバンコク地に駐在している友人の話だと「オマエの収入でそんな高いローン組んでやってけるの?」という人までガンガン買ってるらしいです。タイは食費も住宅費も物価も安いので、収入の大半をローンに回しても、案外やっていけちゃうそうなのです。つまり、昭和でいうところの30年代、40年代のマイカーブームがタイ国内に吹き荒れているらしいのです。しかも急激な速度で。

タイカワサキが実用車からスポーツに目を向けたのも、当然そういう背景があってのことなんだと思うのです。方向転換ではないにしても、スポーツという新たなモーターサイクル文化を切り開くパイオニアになろうというアプローチではあるわけです。これはスゴいことだと思う。

だって、元々タイの人たちはバイクが大好きで、モトクロスがすでに高い認知度を得ているわけです。そんな国でオフロードスポーツを普及させたら、そりゃ根付かないワケがない。オフロードバイクで遊んで、やがて本格的な競技指向にスイッチする若いライダーだって出てくるに違いない(…すでに出てきてるんですけどね)。今年のタイSXは、いすゞのピックアップトラックが冠ポーンサーとなり開催されました。レースは全国生中継。これだけでも十分先を越されてるわけだけど、日本がスタートで掛け違えたボタンをあれこれ弄ってる間に、タイのモータースポーツは、ファスナー占めるみたいに、一気にチィーっとレベルアップして来るだろうなぁと思ったのでした。

今のところ、アジアのモータースポーツのリーダーシップを取っているのは日本かもしれないけれど、数年先はわからないですよね。日本も頑張らねばと思いつつ、タイカワの取り組みにもぜひ成功して欲しいと思ったのでした。

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December 20, 2004

スポンサー

04TSXrp01バンコク市内のホテルで行われた「ISUZU D-MAX Super Commonrail All Japan Stars SX In Thailand 2004」の開催記者発表会です。ずっと現地のオイル会社VELOILがメインスポンサーだったんですが、今回初めていすゞ自動車が冠スポンサーになりました。D-MAXというのは同社のピックアップトラックの名称。マイカーブームのタイでは、ほんとどうしちゃったの?って思うくらい町に新車が溢れています。セダンだけじゃなくてSUVもバカ売れしてるらしいです。特にピックアップは、荷物の積載量、つまり実用性も高いし、いざとなれば荷台に何人でも人が乗れちゃうんで、ことさら人気みたい。いすゞもD-MAXの販売に力を入れてるみたいで、コースへ行く途中、何軒かのディーラーがD-MAXを店頭に展示してセールスプロモーションしてるのを見かけました。

でもって発表会ですが、雛壇の後ろのスクリーンが上がったり下がったりして、コースの造成シーンや、日本のライダーたちが空港に到着して歓迎の花の首飾りをかけてもらうところ、夕べの食事風景なんかが、スピーチの合間に次々映し出されます。つまり、「今大会は、こんな感じのコースで、こんな風にやって来た日本人ライダーが出場するんだよ。」ということを分かりやすく説明しているわけです。このプロモーション映像はおそらく大会の前宣にも使われてたんだと思います。ちなみに大会を生中継したチャンネル7は、タイ本土はもちろん、国境を接したラオスやカンボジアやベトナムやマレーシアあたりでも受信できちゃうみらしくて、かなりの数の人がタイのレースをテレビ観戦することになります。

日本でレースのスポンサーっていうと、4輪はともかく、2輪ではほとんど関連業種に限られてるような気がします。もちろん例外はあるけれど、大多数が、OEMの関係もあるんで、協賛しないわけにはいかないのよね、みたいな義理の繋がりなんじゃないかと…。モトクロスでいうところの例外っていうのは、たとえばアスパラドリンクさん。…あとどっかあったかなぁ…って感じだけど、タイのSXには、少なくともボクが取材に行った01年から、レッドブルとかシンハービールとか、全くの異業種がスポンサーとして参加していて、おそらく国内選手権も含め、盛り上げてきたんだと思うのです。

これは去年聞いた話なんですが、タイ国内選手権は、テレビの放映権が安い平日に行われていて、それもやっぱりチャンネル7が生中継していたらしいです。でもって、ジャパニーズオールスターはスペシャルイベントなので、特別スポンサー付けてデッカくやろうとことなんだろうけど、そういう企画が成功しちゃうあたりがなんともスゴいし羨ましいなぁと思っちゃうわけなのです。

だって、日本の場合、メーカーが普及とか販促という名目で予算をやり繰りして、ライダーからエントリーフィーを徴収してなんとか切り盛りしてるのが実情でしょ。タイのレースは興行としてちゃんと営業的に成功していて、しかもその影響力から2輪メーカーはもちろん、4輪のメーカーまで協力、協賛を申し出るまでに成長しちゃったってことだもんね。

これはトンチャイさん率いるTwo Wheels Networkの功績でもあるけれど、バイク好きで勝負事が好きなタイの社会的な背景とか、その他モロモロ、検証し、見習うべきことが少なくないんじゃないかと思うのでした。ボタンの掛け違いって言うけど、日本がボタンの穴を開けてる間に、向こうはファスナーでジーっと一気に追い上げてきたというか、追い越して言ったというか、思うところは少なくないのでした。

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December 17, 2004

回復

やっと回復の兆しが見えてきました。思うに、どうもタイ飯でお腹こわしただけじゃないような気がします。日本は腸炎を伴う風邪が流行ってるらしいじゃないですか。タイでお腹こわして、体力落ちてるときに成田に着いて、そのまま日本に蔓延していたインフルエンザに捕まったんじゃないかと…。そういえば、ちょっと悪寒もして、熱があったような気もする。測んなかったけどね。

全然懲りないのだ。奥さんには「アンタ、去年もお腹こわして帰ってきたでしょ。」と言われました。思い返せば、4年連続でエライ目に会ってた気がする。でも、都合の悪いことは覚えてらんないんですよ。スゴかったなぁとか、今年はこうだったなぁみたいなビックリはしっかり記憶に刻まれるんですが、ネガなことはすぐに忘れる。それはまぁ、世界中どこに行っても同じですけどね。

以上、そんなわけで、かなり復活してきたので、暮れに向かってやるべきことをちゃんとやって、新年を迎えたいなぁと思ってるところ。タイの報告もちゃんとするです。

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December 15, 2004

帰国

…しました。

タイに行くと決まってそうなんですが、お腹こわします。もう大変です。ぴーぴーぴーです(笑)。
今回も後半はずっとそんなで、帰りのヒコーキはもうひたすら寝てました。

バンコクの空港で買った胃薬が効いたのか、下痢は治まってますが、今度はお腹がパンパン。どうにもこうにも調子悪いです。おまけに風邪までひいちゃった気がする。

そんなわけで、タイのレースについては後日詳しく書きます。書いておきたいことがいっぱいあるのだ。

とりあえず、現地から速報した仕事がいくつかアップされているので、見てください。

ここここです。

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December 11, 2004

041210TSX01バンコクを離れ、タイランドサーキット近くの町、ナコンパトムに移動してきました。例年だとホテルにクルマが迎えに来て、山積みの荷物とライダーを乗せて出発するのだけれど、今回はなんと列車での移動。ホテルから地下鉄でバンコク中央駅まで移動して、思いっきりローカルな列車でガタンゴトン。…と行きたかったけど、この列車、走っているより停まってる時間の方が長くて、しかもいろんな匂いがして旅の情緒たっぷり(笑)。途中何人もの物売りが乗り込んで来て、あまり美味しくない果物食べたり、ジュースを飲んだりして過ごしたのでした。

で、コースに近い駅(…だったのかなぁ)で下りるとそこに大型バスが待っていて、途中川沿いのレストランでランチ食べてサーキットへ。サーキットではコースと車両の確認なんかして、再びバスに乗ってナコンパトムの町に着いたのでした。遅れてやって来た奥野歩希ちゃんとホテルで合流。晩御飯は、いつもライダー大騒ぎするからかどうか、別室。とにかく賑やかな夜を過ごしているのでした。

今回の移動、ライダーたちにはあまり好評ではなかったんだけど、つまるところ、オーガナイザーのトンチャイさんの心遣いなんですよね。最初はバンコク市内の渋滞を避けるためなのかなって思ったけど、たった10バーツの列車で移動して、その先にリムジンバスをチャーターしておいたのは、バンコクのいろんな文化に触れさせたかったんだと思う。

トンチャイさん、全戦テレビで生中継されるタイ選手権の解説の他にもいろんなメディアに顔を出しているらしく、どこに行ってもかなりの有名人。移動中もずっとテレビカメラが帯同していて、「今回オールスターズジャパニーズは、こんな風にやって来て、こんなところを移動して、こんな風に食事をして、さあレースが始まりますよ」と編集してオンエアするんだと思う。ライダーたちと分かれて歩希ちゃんを迎えに行った車中でも、携帯でラジオ出演し、かなりの時間しゃべっていたらしい。

らしいというのは、トンチャイさん、ボクらと話すときは英語だけど、メディア対応は当然タイ語でしゃべりまくるから。ただ、はっきりしてるのは、タイのスーパークロスがみんながイメージするような後進国のローカルイベントなんかじゃないってこと。少なくとも専門誌以外情報が得られない日本のモータースポーツとはわけが違うのだ。公共ってことばの適切な使い回しがわからないけれど、モータースポーツをできるだけ多くのタイの人たちに愛されるようにしようとものすごく努力しているのが分かるし毎年着実に成長して実際にそうなりつつある。さっき見てきた今回のコース、ヤバイよアレ。しかもとんでもなく速いタイのライダーが育ってるらしい。いつか日本人踏み台にされちゃうかもだ。それくらいこの国は勢いが合って、しかもしたたかだ。言葉はわからないけれど、それはたぶん間違いない。

というわけで、11日は練習走行の日です。

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December 09, 2004

バンコクにて

バンコクに来ました。タイSXの取材です。タイSXと短く書きましたが、正式名称は「ISUZU D-MAX Super Commonrail All Japan Stars SX In Thailand 2004」といいます。長いです。前半のISUZU D-MAX Super Commonrailは、タイ国内で販売されているスポーツトラックの名称で、つまり、シビートラックAMAナショナルじゃないけど、イスズのピックアップがメインスポンサーになっているのてした。「トヨタハイエースが冠になってくれたらいいのにね」なんて冗談がしばしば交わされてた全日本ですが、完全に先を越されたというか、負け負け状態なわけです。

で、今さっき、ホテルでレセプションパーティが行われたところ。雛壇を構えたステージにモトクロッサーとマツダのピックアップが並べられ、地元のプレス、関係者に日本人選手が紹介されたわけです。日本人ライダーが空港に到着して歓迎を受けるところから始まって、食事風景などPVがスクリーンに映し出されるなどかなりの演出が用意されていて、まさに国際格式のスポーツイベントって感じなのです。たぶん、先日SUGOで行われたモトクロス世界選手権開催発表記者会見よりは、遥かにお金も手間もかかっています。いろんな意味で「ユル~イ」タイですが、やる気と元気はすごいのでした。
04129TSX01
で、ボクも選手たちと同じホテルに泊まってるわけですが、この部屋がまた、ボクのウチ全部入っちゃうくらいの大きな部屋で、ほんと、隅っこと隅っこに立てばキャッチボールできちゃんうじゃないかって感じです。狭い部屋に無理やり机2個入れて、息子と3畳のスペースをシェアしてる普段の仕事部屋とは、これまたまったく環境が違います。食事は豪勢だし、フルーツ山盛りだし…。辛いもの食べすぎて下痢さえしなきゃ、ウンコも快調。ほんと贅沢な取材ではあります。

まっ、それでいい仕事ができるかっていうと、それはまた違うんですが、いやはや。どっちがいいと言われれば、日本の方が断然いいとは言えない状況。気分は複雑なのでした。

というわけで、今からカワサキのニューモデル発表会に行ってきます。

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December 08, 2004

タイSX

いやはやどうなることかと思いました。でも、なんとか行けそう>バンコク。今週末タイで行われるオールジャパンスターズスーパークロスの取材です。なんだかんだ、01のAsia選手権以来、4年連続の取材なのだ。

つい数日前まで関西でお寺参りしてました。そんで実家に母と叔母を送り届けて、東京に引っ返してきたのが金曜日…だったっけかな。で、土曜日にエアチケットの手配を開始して、でも週明けにならないと空席状況がワカランと言われ、日曜日はモタード取材しにもてぎに行って、結局席が取れたのが月曜日。即日代金振り込んで、昨日必死でやらなきゃならない仕事に取りかかり、たった今、ようやく片付いたところ。

あとは寝坊さえしなきゃなんとか現地には行けると思うのですが、宿も移動手段も全然決まってないのでした。でもま、それもいつものことだしね。なんとかなるだろマイペンライ。

タイのスーパークロスっていうのは実はすごく歴史が長くて、ジャパンスーパークロスやってた頃は、パンパシフィック選手権とかいう名前でアメリカ人や日本のトップライダーを招聘してたし、その後もずっと定着して続けているのでした。

そもそも、タイのモトクロスはスーパークロスなんてすよね。タイ国内の選手権も当然スーパークロススタイルで、実はコースもタイランドサーキット1カ所だったりするらしい。それでも毎戦テレビで生中継してたりして、日本よりは遥かにモトクロスの人気が高いというか、認知されてるというか、興行として成り立っているというか、そんなこんななのでした。

あ~、ダメだ。もうアタマ回らん。しかもなんの支度もできとらん。…そんなわけで、師走でみんな忙しくしてる最中に、のんびり頭の中マッサージして来るです。無事帰れたら報告します。

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